PaPaPaシンク

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 PaPaPaシンクとは、パナソニックが自社のシステムキッチンのいくつかのシリーズで選択できるシンクのことです。
 いくつかの特長があるようですが、その一番の売りは奥行550mmという広い部分をシンクの一部に拵えていることでしょう。カウンター一体型ということも売りにしていますが、これは他のメーカーでもできることですので、やはりこの奥行が最大の特長といえるでしょうね。一般的には470mmくらいのものが多いのではないでしょうか。ですから、特に広々とした感じがして、大きな鍋やフライパンなどを洗うのには便利だと思います。
 ここで、システムキッチンについて少しお話しておきましょう。キッチンセットは大きく3つの部分が必要になります。調理材料を洗ったりする流しの部分、材料を切ったり加工したりする部分、加熱調理する部分の3つです。もっとも使いやすい高さにそれぞれを設計すると、まずシンクの部分が高さは一番高い位置、次に材料を切ったりする部分、最後に加熱調理する部分となり、コンロ部分が一番低い高さという設定が使いやすいということになります。試しにご自分で実験されるとよくわかります。しかしこれでは全体を一体に作るのが面倒になるのと美観上の観点から、ある平均的な高さを設定してワークトップ全体を作り、巾については切れ目なしに長いものを作るというものがよく見られるシステムキッチンというわけです。そのワークトップの下に様々なキャビネット類を設置して構成されます。そこでこの流しの部分にもメーカーで様々な工夫をして製品化されているというわけです。