商業施設|建築家の設計事例

明るくモダンデザインでまとめあげた書籍売り場とは対照的に、北欧照明や間接照明を効果的に使用しながら、天然木の持つぬくもりを肌で感じることのできるcafeスペースが構築されています。

耐震性と経済性を考慮し、主架構はラーメン形式の鉄骨造としています。効率的な柱スパンとするとともに、事務所空間は使い勝手の良い12mx6mの無柱空間としています。上部構造を鉄骨造として軽量化することにより、杭の無い直接基礎としています。

「地場木材直見杉を、売り場であるメインのホールに象徴できる位置に据えたい。」
が希望でした。
設計では、どうせならその杉を大黒柱風にして、メインの構造体+意匠体としての位置づけにすることを目指しました。

山手通りに面した5階建てマンション1階を改修した美容室です。この美容室の間口は、前面の歩道幅よりも小さく、奥行は、前面の車道幅よりも小さい。クライアントからは最初に二つの要望がありました。

ビルの建て替えによる老舗料亭の新装工事です。ビルのマスタープランによるEVコアの配置で、店舗平面が東西に分断されるため、それをどう解消し、使いやすいプランにするかで相当議論しました。結果的に、EVコア裏側をパントリーとして連続させることで快勝しました。

コストは最小限に、レジ廻りや奥の事務スペースも使いやすくしたい。
メラミン素材ではなく、本物の木肌を感じていただきたいと思い、シナやラーチの合板を使いました。メンテの必要な部分にはメラミンやPタイルも使っています。

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