シンプルな自然素材の介護住宅
(奈良県 大和郡山市K邸)
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写真撮影:冨田英次
■寝たきりの母を介護しながら暮らせる家を建てたい
「寝たきりの母を介護しながら
暮らせる家を建てたい」
とK様は考えていました。
「自分の思い通りにしたい」
と考えていたので
工務店には依頼せずに
設計事務所に依頼すること
にしました。
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しかし、
「果たして予算内でできるだろうか?」
と心配していたそうです。
そんなある日、
たまたまインターネットで
建築相談サービスを見つけました。
Kさんは予算を提示して
建築相談サービスの
掲示板に書き込みしました。
Kさんの相談に11社の設計事務所から
回答が寄せられました。
その中に(株)カワイ設計工房の河合さんがいました。
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■シンプルな外観と自然素材を多用した内装
Kさんから河合さんに出された要望は
- 寝たきりの母のため、福祉施設レベルのバリアフリー化。
- メンテナンスのために敷地四周の空きを確保し、
いたるところに設備点検口を設けること
- 家相上の配慮から正方形の平面プランとすること
- ALC外壁とすること
- 3階建てとすること
などでした。
ALCとは外壁建材の種類で
日本語で言うと
「オートクレーブ養生軽量気泡コンクリート 」
になります。
幅約60cmのパネル状になっているため、
窓やドアなどの開口部を
ALCの割り付けに合わせて配置する必要があります。
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河合さんも
「開口部をALCに
完全に合わせるための
ディテールが苦労しました。
しかし、それを実現できたので
特徴的な外観と開放的なインテリアを作ることが
可能になったと思います」
と語っています。
また、無垢の杉を床と天井に張り、
しっくいの壁としたため、
においがとてもよいそうです。
寝たきりのお母様にも
とてもやさしい環境になっています。
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Kさんは河合さんに設計依頼した感想を
次のように言っています。
「自分の考えがほとんど取り入れてもらえて、
よかったです」
「完成した家で気に入っているところを教えてください」
と聞くと
「シンプルでできるだけ自然素材を使用したことです」
と言っていただきました。
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↑明るく開放的な浴室 |
最後に設計者から頂いた紹介文を
そのまま掲載します。
「寝たきりの母の介護をするための
二世帯住宅。
介護のため1階は完全なバリアフリー化を行い、
ストレッチャーで移動できるように動線を配慮。
また、木質と漆喰の質感によって、
長い時間を過ごす居住者に配慮している。
正方形の平面形状とALC外壁が
施主の要望であったため、
開口を全てその割付と同化させることで
特徴ある外観を構成。
ALC+CARE(介護)=ALCARE」
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↑平面図(クリックすると拡大) |
| 建物概要 |
建物の名称:ALCARE
敷地面積:315.61㎡
建築面積:65.56㎡
床面積:179.73㎡
主な仕上げ
外壁:ALCt=100 ジョイントV セラスキン吹付
内部
壁:タナクリーム
床:杉無垢フローリング リボス塗装
天井:杉無垢羽目板 リボス塗装
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