素晴らしい眺望を得ることができる傾斜地住宅・DENアーキテクツ一級建築士事務所 山内真人さん


 
傾斜地に家を建てる事で素晴らしい眺望を得ることができます。 
また斜面を利用した立体的なプランニングを構成できますので、想像もしなかったような空間を造ることができます。
 
傾斜地住宅を得意としているDENアーキテクツ一級建築士事務所 山内真人さんにお話を伺いました。

お話を伺った建築家

 

ユーザー DENアーキテクツ一級建築士事務所 山内真人 の写真
藤沢市鵠沼藤が谷4-6-5
0466-25-2664

 

貴社が傾斜地住宅を手がけるようになったきっかけがありましたら教えて下さい。

 
積極的に傾斜地住宅をを手掛けるようになったのは、こちらのサイトがきっかけだったと思います。
それ以前にも手がけてはおりましたが、積極的では有りませんでした。
 
2001年だったと思います。
建主さんはすでに自分で考え抜いた新築住宅に住んでおられましたが、街中でちょっと立ち読みした建築住宅雑誌を見て、自分で考えた住宅があまりに狭い常識内の住宅だったかという事に気づき、建築家と一緒に家づくりをやり直したいと考えました。
 
そこで当時の施主と建築士の広場のサイトを発見して相談を公募されたということだったと思います。
そこでお話しできた一事務所だったのです。
 
その後住みたい土地が事務所から近かったために土地探しをお手伝いすることになり、1年以上かかったと思いますが、根気よく一緒に歩き廻り土地を探しました。
 
そのようななかで、たまたま探し当てた土地がとんでもない傾斜地だったのですが、眺望が良く安く立地も理想通りという場所だったことで、みんなでチャレンジしてみようという気運も有り、引き受けることになりました。
 
当時たまたまTV放映の話も重なっていたのでいろいろな条件に後押しされて始めたのが直接きっかけとなりました。
 

傾斜地住宅のメリット・デメリットを教えて下さい

 
傾斜地住宅のメリットは何と言っても眺望でしょうか。
家の前に遮る他人の家は基本的に有りませんので、苦労して完成した時の達成感や満足度は本当に高いです。
 
また斜面を利用した立体的なプランニングを構成できますので、想像もしなかったような空間を造ることができます。
家に色々な段差ができる事になりますが、同時に変化ももたらしますので、住んでいて楽しいと思います。
 
ただデメリットはいろいろ有ります。
まず一番は土地の評価が低いということ、インフラがそろっていない、土地の安全性の確認が難しい、建築工事費が高くなる、メンテナンスがなかなか大変、など多くのデメリットが存在するのも事実です。
  

 

傾斜地住宅で注意する点があれば教えて下さい。

 
まずは地盤強度、次にインフラと道路付けでしょうか。
この項目が一つでも欠けるとかなり苦労することになります。
 
傾斜地に住宅を建てる人はまず地盤が大丈夫かということを考えますが、これは当たり前です。
必ず地盤の調査は入念にする必要が有ります。
 
次にインフラと道路付けです。
インフラは給排水・ガス・電気・ネット環境・TVなどでしょうか。
斜面地は当初山林という場合が多いので、設備の引き込みを自分の費用で行う必要が有ります。
ここで思った以上の予算がかかってしまう場合が有ります。
 
次に道路付けですが、これは工事でどれだけコストを抑えられるかに関わります。
敷地の上部が道路の場合、下部が道路の場合で施工の方法も変わります。
 
また道路の広さも資材の搬入や工作機械の乗り入れ状態など、ちょっとした条件の違いが大きなコスト差に繋がります。
杭なども人力のみで現場造成できますが、機械を使える環境さえあればそのコストは大きく削減できます。
 

 

傾斜地の基礎費用は高くなると思いますが、具体的にどれくらい高くなるものなのでしょうか?


 
規模や基礎形状により大きく変わることは御理解いただけると思いますが、杭を打ったりする必要が無い場合40坪2階屋程度の住宅の場合で、平地の基礎費用プラス200万から500万程度ではないでしょうか。
当然斜面地の傾斜角度などにもよります。
 

傾斜地の造成費を減らす方法があれば教えて下さい

 
一番簡単な方法は斜面地の傾斜をそのまま生かし、滑りを考慮した斜面なりの基礎を造ることです。
上部階は特に段差を考慮すれば、平地に建てることと何も変わりません。
 
通常の木造2階建てで申請することのできる建物でいわゆる4号特例処置を受けことができる建物にすることと考えています。
法文に忠実な基礎を安全性を考慮して廻りの斜面をいじらずに造れれば経験上安価に納まる場合が多いです。
 

傾斜地の擁壁工事費を減らす方法があれば教えて下さい。

 
できるだけ建物の基礎と一体的な扱いにすることです。
擁壁単体で受ける土圧などはできる範囲で建物で受けるという計画にすることで、工事費用を減額することができます。
これは構造設計上の考え方において、土木的な考えと建築的な考えに違いが有るからです。
 

 

 

傾斜地住宅を建てたいと思っている方になにかアドバイスがありましたら教えて下さい。

 
まずすべての事は自己責任で判断する必要が有ります。そのうえで人任せにせず、設計者と二人三脚で仕事を担う一員として積極的に計画に関わることだと思います。
素人だから解らないという姿勢が後々トラブルを抱える発端となってしまいます。
 
また住宅を安く手に入れようという考えで傾斜地は安いから買うということもあまり関心しません。
積極的にここに住みたい!!と本気で思えなければマイナス条件のほうが多くなります。
 
建設過程では平地に建てる場合と比べ多くの問題点を解決しなければなりません。
ただ完成時には大きな満足度を得ることができると思いますし、他の建物では絶対に手にすることのできない空間を手にすることができます。
 

DENアーキテクツ一級建築士事務所 山内真人の傾斜地住宅設計事例

画像 建物の名称 紹介文
那須の家

眺望をできるだけ確保するために1階部分を高基礎として、居住者のアイレベルをできるだけ上げるようにしました。土地は那須の別荘地ですが、冬場はかなり寒さが厳しいため、大きな開口を設けた分できるだけ家の断熱性能を上げるように心がけました。

崖の家

建物の安全性にはかなり神経を使っています。崖地そのものを建物で抑える構造としているために、その土圧を強固で自重のある鉄筋コンクリートの基礎だけではなく、30本余りの鋼管杭にも負担させることでこの基礎を構造的に成立させています。崖地や傾斜地での建築では一番神経を使うところです。

稲村ヶ崎のプライベートジム

前面道路の交通量が多かったので、斜面を利用してワンフロア分高い位置に1階のレベルを設定しました。また建築用に使える斜面地形状が三角形だったのですが、変形の土地を感じさせないプランニングを心がけました。

傾斜地の家

土地形状を大きく変えないために、斜面途中のほぼ平らな部分を建物の地盤面に設定し道路側の土地隆起部分に家を渡し、その下をくぐって地盤面の玄関へアプローチするという手法を選びました。

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