外部の色を決めるには?

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

こちら。

昨日の、とある家づくりの打合せ風景です。

お客様と待ち合わせして、お会いしてから、

なんだかんだと雑談していたら。。

あっという間に時間が過ぎているのに気が付きました(笑)

実は。

お客様は、スポーツや格闘技が大好き。

私も、ボクシングや格闘技は、好きなジャンルなので、

話しだすと、いろいろ盛り上がります。

ちなみに。

奥様が、ご出産で里帰りしていて、対面はご主人のみ。

なので、そういった雑談も、長くなるわけです。

ついつい長くなる、こういった雑談も、結構大事にしてます。

家づくりのパートナーってビジネスライクな感じではなくて、

仲間のような存在なので、お互いを知り合うきっかけにもなりますから。

一通り雑談が完了したの後(笑)

打合せがスタートしました。

昨日の打合せのメインは。。。

外部仕上げの色柄を決めることでした。

外壁を決めるんですよね。

だなんて。そんなシンプルなことでもないんです。

外壁は、もちろん、決めていただく一つの要素なんですが、

その他にも、屋根、窓、樋、水切、玄関ドアとか。

いろいろありますよ。

やっぱりサッシは黒がいいよね。

って。各パーツごとに、色を決めていくのも一つの方法ではありますが、

やはり、全体とのバランスで決める方がオススメです。

例えば。白い外壁に窓があるとして。

サッシが黒の場合と白やシルバーの場合って、見え方全然違います。

どっちがかっこいいとかではないんですよ。

窓の輪郭を目立たせたいのであれば、黒でしょうし、

同化させたいのであれば白、あまり目だたせないのであれば

シルバーでしょうね。

外壁の色が黒系になれば、反対のことが起きますよね。

黒だから黒いサッシでしょう。

なんて、それが絶対ではなくて、一つの方法なだけ。

何を意図して、どう見せたいのか。

その意図にあわせるというのがベストなんだと思います。

このプロセスで、私からよく出る言葉あります。

「どちらを選んでもおかしくないです。どちがら好きですか?

 どう見せたいですか?」

私から、何かを押し付けることはありませんから。

きっと、建築家だから、これがかっこいいんです!って

いいそうなもんですが、私は全く当てはまりませんね(笑)

だって。

私が暮らす家ではないですし、

私の好みにするのって、変じゃないかって思ってので。

そうそう。

それはさておき。

昨日のお客様は、奥様がリモート参加ながらも、

しっかりと色の方針を決めていただけました。

白をベースにグレーに木目を組み合わせた、

ご夫婦らしいセレクトになりました。

次回は、インテリアの色を決めていくことに。

奥様が主体になるので、しっかり準備をしていただくよう

お願いしておきました。

インテリアも、全ての部位を一気に決めていくので!

素敵な家になりそうで、楽しみです。