土地の探し方

ユーザー 桑原建築設計室 桑原 廣 の写真

一般の方が、住宅の土地を探すとき、最初に不動産情報を
インターネット、情報誌、不動産屋さんを調査すると思います。
土地条件の環境、価格、土地形状等の大雑把な情報を、家族、
知人、自分の知識から考えて方向性を決定しています。
この中で重要項目は、不動産価格ではないでしょうか?
土地情報は土地引き状況で価格が決まります。
御自分にとって良い土地ではなく、(住宅土地として良いかではなく)
市場価値としての価格が優先されています。ほとんどの方は、
土地の費用を決めてから、住宅の費用を決め、内容を検討する方が
多いと思います。住宅は、土地の上に建設後に住んでから、
良いかどうかが決まります。土地のみで良いかどうかを判断しても
良い住宅になりません。土地と建物の総合的なバランスがいい住宅は、
結果として満足します。では、バランスはどのように考えるのか?
それは、住宅計画の内容を土地探しと平行して考えることです。
大まかな面積、間取りではなく、細かな要望も考える必要があります。
もちろん実現出来ないかもしれませんが、住宅の要望を精査するうちに、
土地と住宅のバランスも理解出来ます。
土地が気に入っていよいよ購入する時に、注意する事があります。
契約時に、不動産屋さんが、土地の重要事項説明をします。この内容は
専門用語が多いので、理解出来ないことがあると思いますので、
知ったかぶりをしないで、事前にコピーをもらって、しっかり予習する
必要があります。特に地盤について記入がないからといって安全とは
かぎりません。調査費用は3万円程度なので、調査する必要があります。
土地探しは、一般の人には、かなり難しいと思います。専門家に
依頼しても、10万程度で調査協力してもらえますので、高い買い物で
失敗しないように検討してみてください。