新国立競技場について 

ユーザー 南俊治建築研究所 南俊治 の写真

新国立競技場の応募が18日に締め切られました。蓋をあければ2社の応募に限定。国家事業ゆえ多くの日本の建築家の夢やビジョンがあったはず・・多様な提案の中で盛り上げるべき国際コンペがシラットとしてしまいました。その原因はどこにあったのでしょうか?建築設計事務所と施工業者と共同企業体として提出するデザインビルド方式では応募資格のある施工業者は数社の大手ゼネコンに限られます。その中でも3社が屈託して組んでしまえば他の多くの建築家は施工者選定からはじき出され断念するしかなかったのです。
このようなことで皆から祝福されるべきオリンピック開催のプロセスとなりえたのでしょうか・・・?

開催後の使い道について:

・日本的なる空間の挿入:競技場外側リングには大会後は夜店がならび、
ストリートミュージシャンや寄席のメッカとなれるよう想定し、
市民に開放還元できるよう計画していました。