光と風+プライバシー確保を両立させるには?

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日、とある家づくりの打ち合わせへ行ってきました。

とってもお話上手なお客様。

なので、ついつい雑談が盛り上がっていきます。

話がどんどん展開していって、話題は多岐にわたります。

あっという間に雑談で1時間!

ということで、一回目の休憩がありました(笑)

その後、打ち合わせをし始めたのですが、

ある程度集中しながらも、ちょっと気を緩めると(笑)

雑談になっていきます。

それだけ雑談が弾むって、それはそれでいいと思っています。

もちろん。最終的に、打ち合わせをしなくてはいけない内容は、

しっかりとお話しましたよ。

家づくりについての打ち合わせは、とても大事なんですが、

あまり淡々と進めるのではなくて、せっかくなので、

楽しんでいただきたいと思っているからだと思います。

それと。

雑談から得られる情報に大事なことがあったりしますから。

私はお客様とは、年齢に関係なく、ともに家づくりをする仲間

でありたいと思っています。しっかりとした信頼関係をベースにして。

お互いがどんな価値観を持っているのかを知ることって、

信頼関係構築に必要で、それには、雑談も必要だなって思っています。

ただ。

打ち合わせは打ち合わせでしっかりする前提ですよ(笑)

一緒になって、家づくりを通して、御家族の未来を考えていければ

と思っています!

そうそう。

午後の打ち合わせで、話題になったことがありました。

風通しや採光はしっかりと確保はしたいけれど、

外部からのプライバシーはしっかりと確保したい!

そんなご要望でした。

それに対しては、間取りなどの計画にもよりますが、

いろんなやり方があります。

パッと思いつくのは、目隠し格子を取り付けることです。

町家なんかで、窓によく設置されてますよね。

町家では、縦の格子が多いでしょうか。

真正面から見れば、見通せてしまいますが、

少しでも斜めからの視線であれば、中は見えなくなります。

それと、格子は、風通しはもちろんいいですから。

実際、こうした格子を取り付けることはよくあります。

二枚目の画像は、横向きの格子を付けています。

当たり前ですが、この格子って壁等に固定されていて、

動かすことはできません。

ずっと閉じたままではなくて、自由に開閉したりすると

便利だと思いませんか?

そんな時は、こちら。

透けて奥が見えている部分がありますよね。

こちらは、格子のように見えますが、実は違います。

可動式のブラインドなんです。

格子に該当するフィンが回転するので、透かせたり、閉じたりできます。

風向きや光の差し込む量をコントロールできるので、とても便利です。

しかも。

このブラインドは、室内で使うブラインドと同様に、

上へ巻き上げることができるので、オープンにできたりもするんです。

三枚目の画像の家では、ブラインドの奥が、光庭になっていて、

その光庭と手前のスペースを一体的に使って、BBQなんかやる時は、

オープンにできたりするんです。

使い勝手に合わせて、自分で自在にコントロールできる

優れものなんですよね。

ご興味ある方は、ぜひ調べてみてください。

プライバシー確保の方法は、他にもたくさんありますが、

今日はここまでにしておきましょう。