外壁の色を決める前にしておきたいこと!

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

グレイの色見本が並んでいます。

どれも、グレイではありますが、ちょっとした差で、

全然見え方が違いますよね。

混ざりっけのないニュートラルなグレイは、ブルーっぽく見えますし、

少し温かみがあるのは、ベージュが少し混ざっていたりします。

グレイは、とっても奥が深いです。

という前置きはさておき(笑)

こちらは、とある家づくりの打ち合わせシーンです。

先日、工事が着工して、いよいよ色を最終決定していくプロセス。

ということで。

まずは、外部仕上げの色を決めていきました。

外壁のサンプルと合わせて、一部アクセント採用した

塗り壁のサンプルを外に並べています。

先日お伝えした通り、外部仕上げなので、太陽の光の下で

確認することが大事ですので。

これだけ、たくさんの色見本が並ぶと、迷ってしまいそうですよね。

確かに、最初ご覧になったときには、そんな空気感でした。

でも。

面白いのは、「これはないな」と思えるサンプルを

脇に避けていくと。。。

あら不思議。

かなりの数まで絞り込めます。

実際、最終二つまで絞り込めましたから。

魔法でもないんですよ(笑)

ただ。そのためには、いろんな家の外観を見ておいていただくことが

必要です。

何もイメージがないまま、いきなり直観では決まらないと思います。

いろんな画像を見ていると、これがいいかもという記憶が

しっかりと蓄積されていきます。

その記憶が、「感覚」になって、直観を創り出してくれます。

昨日も、奥様が、かなりしっかりと、いろんな画像を

インスタでご覧になっていました。

そこで、ご自分の「好き」を直観として持っていたんだと思います。

ということで。

お会いする前は、ずいぶん迷ってます!とおっしゃっていましたが、

結果、とってもスムーズに、色を決めていくことができました。

次回も引き続き、インテリアに関係するところを決めていきます!

こちらは、とある家づくりの現場。

昨日、定例の打ち合わせでした。

ちょうど、内部の壁下地である、石膏ボードを張り始めてました。

ボードが張れてくると、部屋の輪郭がハッキリしてきて、

一気に、家らしくなります。

なので。

下地なんですが、すごく進展があったような気がします。

一通り現場の進捗を確認したのち、関係者で打ち合わせ。

設計内容について、細かな内容を聞かれたり、

施工方法について、納まりの方向性について等、

いろいろ聞かれることに、考えて、意思決定をしていきました。

途中、喧々諤々な感じもありながら、しっかりすり合わせできました。

少し遅れているので、修正工程を作成、提出するよう指示して、

打ち合わせは完了しました。

建築家の大事な役割で、かつ、すごい価値は、

こういった現場監理にあります。

この役割がないと、造り手は、自分の都合いい方法で進めていきますから。

そうでなく、お客様が求めるものを実現する方法が大事ですから。

その調整ができるのは、施主の代理である建築家だと思います。

建築家を、デザイナーとしての側面だけでとらえるのは、

勿体ないと思いますよ。

しっかり現場進行しています。