素敵で掃除しやすい洗面台って?

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

とある家の洗面台です。

照明の色が影響して、わかりにくいのですが

グレージュをベースにまとめた洗面台です。

向かって右側には、カウンター式になっているので、

奥様が、椅子に腰かけて、お肌の手入れをするといった

使い方ができますね。

この幅あれば、朝に込み合った時でも、

二人が並んで、身支度をすることできます。

そうそう。

鏡をよく見てください。

洗面幅いっぱいにつながってますよね。

実は、左側が三面鏡になっていて、奥に収納ができます。

では。右側は?

というと、奥に収納はないのですが、鏡が連続して見えるよう

三面鏡に合わせて、鏡をつくりこんでいます。

この幅の三面鏡はなくて、箱型の規格品というと、

もっと鏡が分割されます。

収納はたっぷりできていいのですが、

縦にラインがいっぱい入るので、鏡として見ると、

あまり好ましくないかなと思います。

もちろん、いずれを優先するかは、個々人の好みですので、

いずれでもよいのですが、しっかり体感してから

採用してくださいね。

それと。

洗面台と三面鏡の間の壁。

こちらの家では、素敵なタイルを採用しています。

見た目が素敵になることはもちろんですが、

壁紙に比べると、掃除がしやすいですよね。

掃除という側面で考えるのであれば。

こちらはもっと積極的に考えています。

洗面台と三面鏡の間の壁は、壁紙やタイルではなく、

キッチンパネルが貼ってあります。

キッチンパネルですから。

油汚れもスッキリキレイになりますよね。

それと。

タイルのような目地がない分、清掃性は抜群にアップします。

見た目はどうかというと。。

こちらの場合は、ミニマルなデザインを目指してるので、

あえて、何もないホワイトにしていますが、

キッチンパネルでも、いろんな色柄があるので、

いろんな見せ方はできますね。

それともう一点は、水栓です。

一枚目は、天板面から立ち上がっていますが、

二枚目は、壁から持ち出してますよね。

水滴等がついても、溜まることがないので、

汚れは、かなりつきにくくなります。

でも、やっぱり。。

清掃性という側面で考えると、やはり、既製品に軍配が上がります。

よく考えてあるんですよね。

洗面ボウルは、一体型で、深いので、水跳ねも少ないですし、

水栓は、壁出し等なので、汚れはつきにくいですしね。

そもそも、正面壁は、洗面台の一部なので、

もともと掃除がしやすくなってます。

ただ、この見た目が好きじゃない!という方には、

この既製品を使って、見せ方を変えるという方法もありますので。

最後に一点。

洗面台の脇に、サイドキャビネットを設置する場合は、

キャビネット側面壁の汚れが気になる場合があるので、

気になるようであれば、その側面に、キッチンパネル等を

貼っておくとよいかもしれませんね。

ということで。

洗面台って、いろいろできます。

こちらでご紹介したのは、ごく一部。

いろいろ探してみてくださいね。