和な空間の魅力を感じてみる

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

このところ、外壁のお話しが続いていましたので、
今日は、気分転換で、別のお話しです。

まずは、こちらをご覧ください。

縁側ですよね。
最近建てる家では、ほぼ見かけなくなりました。

15年以上この仕事をさせていただいてますが、
縁側をつくったことって、片手で足りるほどですから。

ご覧いただいた画像は、昨日見学した
古民家の縁側なんです。
素敵だなって思います。

座敷に座ってみると、縁側からいい空気が、
流れ込んでいました。

開け放たれた障子とガラス戸。
そこに挟まれた縁側って、屋内空間のような
屋外空間のような。

不思議な感じです。

和の空間によくある開放感なのですが、
この抜け感が、なんとも魅力です。

現代の家として考えると。
断熱性能、気密性能がないとか。
耐力壁がないので、耐震性がないとか。

もちろん。
そういった性能は、とっても重要です。

ただ。
この古民家の縁側の空気を感じると
とっても魅力的なので、
それらを両立させることできないかなぁ
なんて思ってしまいますね。

そうそう。
昨日は、この古民家の近くで、
別の古民家を使っているオーナー様に
いろいろとお話しうかがうことができました。

古民家が持つ魅力って、
伝わる方には、グッと伝わりそうです。

こういった空気感を生かした、
何か新しいことをスタートできそうな予感。
それにワクワクしています。

ご縁と出会いに感謝します。