「お蔭様をもちまして、昨年11月末に竣工し入居しております。
そもそも建築家紹介サービスを利用したのは、
旧宅をリフォームするか建て替えるかで悩んでいたためです。
高齢の母親が同居することから、
バリアフリーに関する相談もしたいと思っていましたし、
また、ホームシアターの構築という夢も叶えたいと考えておりました。
旧宅の老朽度合いや、車椅子を想定したゾーニング、防音・遮音対策など、
専門家の知識が必要と感じていました。
けして広くはない土地で、しかも風致地区という規制があり、
やはり専門家とじっくり相談しながら、
終の棲家をつくりあげたいという気持ちが強くなりました。
そのようなことから、建築家紹介センターに申し込んだのです。
お蔭様で複数の建築家の方々とお会いすることができ、
最終的に、介護関係に明るく、その関係の資格を有し、
多くの規制の中でのさまざまな問題に気長にひとつずつ
丁寧に取り組んでいただけると見込んだ
大下建築研究所と設計・監理契約を結びました。
リフォームではなく建て替えを選択しました。
当初は、7~8年後を見据えじっくり検討していくつもりでしたが、
大下さんと話を進めるうちに、
「母親が弱る前に、また私の転勤前にせめて着工しよう」
という思いが強くなり、
トントンと工事請負契約を結ぶこととなりました。
幸い、私の転勤が若干延びたため、設計段階の打合せも十分行うことができ、
着工から竣工まで現場を確認することもできました。
そのため、前述のバリアフリーやシアタールーム防音対策はもちろん、
無垢の木材を使った床、柱、梁などの感触、吹き抜けと天窓による室内開放感、
寒さを克服する高気密高断熱と全館暖房、調湿換気システムなど充実した設備、
職人の手作業による外壁仕上げのユニークさ、品の良さ、
L字型の建物に囲まれ、陽が注ぎ風が通る中庭空間などが特に気に入っており、
十分に満足感のある家ができたと思っています。
すべてのきっかけは、建築家紹介センターに申し込んだことです。
大変遅くなり恐縮ですが、厚く御礼申し上げます。
ありがとうございました。 」