防水処理は考え過ぎる程がいい

ユーザー TAM建築設計室 新井敏洋 の写真

8月3日。電気屋さんが屋内配線をするので確認して欲しいとのことで、浴室板、胴縁塗装を兼ねて行ってきた。私どもは浴室板張の場合、木材保護のため胴縁、野縁や浴室板の裏面も塗装を行うように仕様書に記載する。塗装材は木の浴槽を数多く生産するメーカーから聞き出したものだ。これをDIYする。ビス留めとするのでメンテもするつもりだ。

さて、電気工事だが普通配線は平屋でも天井を廻すが、構造現し仕上げのため高さ60CMほどある床下と浴室天井を回し器具の付く場所など適所に壁張りを行う。
隠蔽配線は少なくなり隠蔽箇所での結線も無いようにした。
床下給排水工事もこれから行う。床下であまり不自由なく作業出来るのはメンテも便利だ。

換気扇のダクト工事をしていたのでダクト廻りの防水処理を行なった。

防水処理は考え過ぎる方が良いと思う。雨は何処から廻るかわからないので出来るだけ
万全の処置をとる。
見栄えは関係ないので素人でも出来る。

ダクト廻りだが断熱材廻りと下地合板廻りにシーリング、防水紙廻りは防水テープ貼りを行なった。ここまでは仕様書には書かない。ここまでしなくでも大丈夫だし、DIYだからできる事だ。
防水テーブはシワが出ないように分割し、上から雨水が入らぬように下から上に貼っていく。これもDIYだからできる事。

ご自宅のエアコンの外部配管が見えるなら断熱材保護テープがどちらから巻かれているか確認して下さい。上から巻かれていたら残念な工事です。雨水たまりで保護テープ、断熱材の傷みが早くなります。隠蔽や配管ダクトを使用していれば上等な工事です。

防水確認は重要なことです。出来上がった外部から見ても弱点は解ります。
後でがっかりしないためにも、疑問があれば質問して下さい。
瑕疵保険制度が出来て建築工事の漏水は改善さてれいますが、それ以外のちょっとした工事からのちょっとした漏水事故は多くの目で見たほうが未然に防げるはずです。

「OUR CABIN OUR DIY」
静岡県十里木高原の小屋作りに奮闘しています。
ご興味が有りましたら是非お読み下さい。
http://blogs.yahoo.co.jp/tamworkroom/folder/1104504.html

軒裏の防水紙納め。この上に外壁、面戸板で雨の侵入を防ぐ。

床下配線工事。構造にすべての配線を吊し作業、メンテスペースを確保する。

浴室板塗装。張ってしまうと表面しか塗装出来ない。