傾斜地住宅の費用が心配なあなたへ

傾斜地住宅のデメリット

傾斜地住宅

あなたは次のようなことで悩んでいませんか?
傾斜地には確かに下記のようなデメリットがあります。

 
・傾斜地なので造成費用が高くつくのでは?
・擁壁工事が高くつくのでは?
・地震に弱いのでは・・
・がけ条例で家が建たなくて悩んでいる

擁壁工事・造成工事が高くつくのでは?

 
傾斜地に住宅を建てる場合、一般的なハウスメーカーであればまず、擁壁を造ります。
そこに盛土をして平坦にならします。
その上にごく一般的な家を建てるという場合が多いようです。
  
この場合、造成工事はとても高くついてしまいます。
  
傾斜地自体はなかなか売れにくいため割安な価格で買える場合が多いです。
しかし上記のような造成工事を行った場合、土地が安く買えた以上に造成費用がかかってしまう場合もあります。
決してお得とは言えません。
  
建築家が傾斜地の住宅を建てる場合、できるだけ傾斜地を傾斜地のままにします。
造成工事を最低限に抑えて設計することが多いので造成工事にかかる費用が少なくなります。
  
傾斜地に家を建てようと考えている方はぜひ、建築家に相談・依頼することをオススメします。
 
・傾斜地の擁壁・造成工事費を削減する方法
・高低差のある土地の建築費用を削減する方法
 

地震に弱いのでは・・

 
上記のハウスメーカーのように擁壁を作って盛土を行った場合、地盤は弱くなります。
  
その上に普通に家を建てた場合、極端に地震に弱い家になってしまう恐れがあります。
  
地盤が弱くなっている場合は杭などを打つことも出来ます
しかし、それにも費用がかかってしまうのでますます高くなってしまいます。
 
設計事務所の場合、そういうことも考慮してできるだけ現状の地盤を生かしたままで設計を行います。
 
もちろん、元々の地盤が弱い場合には杭や地盤改良による補強が必要になります。
元々の地盤が強固な場合は杭工事などの必要もなくそのぶんのコストも省くことができます。
 
結果的に建築家に相談・依頼したほうが安くつく場合も多いのです。
 

がけ条例で家が建たなくて悩んでいる

傾斜地に家を建てる場合、がけ条例という法律によって建築を制限される可能性が出てくることがあります。
 
がけ条例という法律は各地域によって微妙に違っています。
 
福岡県の場合は、大ざっぱに言うと
・傾斜角が30度を超え、高さが3mを超えるものを崖という
・建物を建てる場合には、崖の高さの2倍以上離れていなければならない
のような決まりがあります。
 
敷地の近くに崖があると上記の決まりをそのまま当てはめると
建物が建たない・・・
擁壁を作らざるを得ない・・・
ということもよくあります。
 
ただし、上記の条例にはいろいろな緩和条件があります。
それを上手に利用すると普通に家も建つ場合もあります。
必ずしも擁壁を作らなくてもよくなる場合があります。
 
がけ条例で家が建たない・・
と悩んでいる方はぜひ、建築家に相談・依頼してみてください。
 
また、これから傾斜地を購入しようと思っている方はぜひ、建築家に相談・依頼してから土地を購入することをオススメします。
 

傾斜地住宅のメリット


傾斜地住宅には問題点も多いですが、下記のようなメリットもあります。
 
・価格が安い場合が多い
・眺望・日照に優れている場合が多い
・工夫によっては住みやすい家ができる

 
ぜひ、傾斜地を上手に利用して
住みやすい家を建てて下さい。


傾斜地住宅の費用を減らす工夫

造成工事を減らす


森建築設計室の「神丘の家」では造成工事を減らすことで費用を削減したそうです。
下記のページに断面図なども掲載していますので、ご覧ください。
造成工事を減らす

擁壁一体型にする


鈴木賢建築設計事務所の「Simple Box House-擁壁一体型のコンクリート打放3層箱型住宅-」では擁壁と建物を一体化することで費用を削減しているそうです。
下記のページに断面図なども掲載していますのでご覧ください。
傾斜地に擁壁一体型の家

床面を傾斜地に合わせる


LIC 山本建築設計事務所の「傾斜地の平屋」では床面を傾斜に合わせてスキップフロアにすることで、造成工事を減らし費用を削減しています。
傾斜地の平屋

傾斜地住宅の工夫


上記のような問題点を解決するためには
傾斜地を生かした基礎・住宅の設計を行う必要があります。
 
このような設計・工事は手間がかかるわりに儲けが少ないようで
ハウスメーカーはできるだけ単純に擁壁・造成工事を行って
平地と同じような標準的な基礎や標準的なプランの家を建てる場合が多いようです。
 
傾斜地の場合は平地と違って傾斜地に合わせた様々な工夫が必要になります。
 
それでは当サイトの会員建築家の建てた住宅の中から傾斜地に建つ家の工夫の数々を紹介してみましょう。
 
詳しくはこちらをクリック


傾斜地住宅を手がける建築家

当サイトには多くの建築家がいますので、傾斜地住宅を手がける建築家もたくさんいます。
その一部をご紹介します。

ユーザー 磯村建築設計事務所 磯村隆幸 の写真
愛知県

愛知県名古屋市近郊の設計事務所です。何年住んでも飽きない、愛着の増す建物づくりをめざします。設計監理はもちろん、建設資金の借り入れ、コストプランニングのご相談も承ります

ユーザー 岡本光利一級建築士事務所 岡本光利 の写真
岡山県

心地良い空間は、人・社会を豊かにする器と考えます。

素材の持ち味を生かしたシンプルであきのこない空間づくりを心掛けています。

2007年電化住宅コンテスト佳作 SEE SEA HOUSE (海が見える家)

ユーザー 河原泰建築研究室 河原泰 の写真
東京都

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傾斜地住宅の設計事例

当サイトの建築家が手がけた傾斜地住宅の事例をほんの一部だけ紹介します。

住居専用地域で防火の制限や、傾斜地の規定、道路斜線制限などがある中、「無垢材の使用」や「オーソドックスな切妻屋根」「必要最小限の居室」などご希望を可能な限り実現した、施主と共に作り上げたミニマムハウスです。

白を基調にしたシンプルでモダンな住まい。白の色合い、素材感などサンプルを十分に吟味しながらこだわって

造りました。植栽も白い花が咲くもので構成しています。白い塗料も汚れにくい塗料を採用。
リゾートホテルのような非日常的な空間、遊び心をもった設計を心掛けました。

RCの上に木造を建てる混構造
擁壁に沿ってゆったりとしたアプローチを設け、
エントランスに応接スペースをつくり、
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RC造のガレージの上は枯山水の庭と光が射し込む中庭とした

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