眺望や採光がいい傾斜地・木の家プロデュース 明月社 山岸飛鳥さん


 
傾斜地は方位が良ければ眺望や採光がいいこと、土地の価格が安いこと、変化のあるプランニングができるなどのメリットがあります。
 
傾斜地について木の家プロデュース 明月社 山岸飛鳥さんに伺いました。
 

お話を伺った建築家

 

ユーザー 木の家プロデュース 明月社 山岸飛鳥 の写真
大阪市東淀川区東中島1-17-5ステュディオ新大阪1052
06-4862-4424

 

貴社が傾斜地の建物を手がけるようになったきっかけがありましたら教えて下さい

 
土地から探していたお客さんが、自然環境のいい斜面地を気に入って設計を依頼されたことです。
 

傾斜地のメリット・デメリットを教えて下さい

 
メリットは、方位が良ければ眺望や採光がいいこと、土地の価格が安いこと、変化のあるプランニングができること。
デメリットはバリアフリーは非常に難しいこと、基礎や擁壁の予算が高く付くことでしょうか。
 

傾斜地で注意する点があれば教えて下さい

 
目に見えない水の流れがあり、床下の水はけにはとくに注意が必要です。
高低差を活かすためにスキップフロアーにすることが多いと思いますが、不用意なプランは地震時に柱が折れるなどのリスクがあり、2階建てでも構造計算をすることをお勧めします。
 

傾斜地の基礎費用は高くなると思いますが、具体的にどれくらい高くなるものなのでしょうか?

 
傾斜の角度や支持地盤の深さにもよりますので一概には言えませんが、猪名川の家の場合は敷地の中でもっとも平坦な傾斜2.5/10、最大高低差3m程度の場所を選んで建てたことと、地盤が良かったので通常のベタ基礎の約2倍ほどでした。
崖地に近い場合には、もっと高くなると思います。
 

傾斜地の造成費を減らす方法があれば教えて下さい

 
建物を斜面の高さにできるだけ合わせることと、複雑な斜面地の中で家を建てる配置をよく検討することです。
猪名川の家は、基礎の高さを場所によって細かく変えることで、家の中の高低差をできるだけ少なくしながら造成を最小限にしました。
 

 

傾斜地の擁壁工事費を減らす方法があれば教えて下さい

 
平地を諦めることです。
斜面地は斜面だとひらきなおれば、基本的に擁壁は必要ありません。
 

猪名川の家・平面図

猪名川の家・断面図

ハウスメーカーや建設会社ではなく貴社に傾斜地のある家を依頼するメリットを教えて下さい

 
メーカーや建設会社がどのような対応をされるのかは分かりませんが、当社の特色は設計事務所としての「面倒な」設計であるほどやる気が出ると言う面と、自前で構造計算をすることでプランニングと工学的な裏付けを同時進行で進めていきます。
デザイン性と安心を両立させることができると考えています。
 

土地探しの段階から相談に乗ってもらえますか?

 
もちろんです。
気に入った土地が見つかれば、契約する前に一度見せていただきたいです。
斜面地は通常の不動産流通に乗りにくいですから、友人の不動産屋さんに探すのを依頼することもあります。
 

傾斜地のマンション・アパートなども設計していただけますか?

 
当社は原則として木造専門ですが、現在は木造4階建ても建てられますので、共同住宅も可能です。
木造は鉄筋コンクリートや鉄骨に比べて基礎工事が容易ですから、斜面地には適していると考えられます。
 

傾斜地に建物を建てたいと思っている方になにかアドバイスがありましたら教えて下さい

 
斜面地については、各市町村に備えられているハザードマップを必ず確認してください。
ホームページでも閲覧できるかもしれません。
地滑りや土石流は防ぐことができませんので、そうしたリスクのある土地は避けたほうがいいです。
逆に、地盤のしっかりしている土地であれば、一見危なそうに見える傾斜でもプランニングと建築工事で克服できます。
 

木造は地震に弱いのでは?

 
当社の住宅は平屋でもすべて構造計算で耐震等級2(通常の25%増しの強度)以上を確保しています。
また、使用する木材は天然の国産無垢材ですが、一本一本機械で強度を計測しており、JAS認定をとっています。
耐震等級1(通常の強度)の鉄骨や鉄筋コンクリートよりも間違いなく地震には強い建物です。
  

建築家の家は住みにくいのでは?

 
私は設計した家を「作品」とは呼びません。
設計をはじめてから3ヶ月くらいかけて何度も打合せをすることで、住み心地のいい家にすることは最低条件だと思っています。
 
とくに斜面地の場合はイレギュラーな問題がたくさん生じてきますので、きめ細かい打合せが重要です。
その上で、飽きの来ないシンプルで美しい家に仕上げることはもちろんです。
 

建築家の家は高いのでは?

 
たしかに激安の家は作ることができません。
なぜなら、完成したら見えない部分や、数十年後に問題になるけど今は大丈夫、というようなことでも、「必要なことは必要」と言うからです。
斜面地ではそうしたことが増えると思われます。
 
しかし、建築家のエゴのために施主の予算を浪費するようなことはしません。
 

木の家プロデュース 明月社 山岸飛鳥さんの傾斜地・設計事例

 

画像 建物の名称 紹介文
猪名川の家

外観からは分かりにくいが、スキップフロアーにして傾斜地にそって建てた。
玄関には風除室を設けて、玄関土間と客間と書斎を一つの空間とし、大量の書庫を設けた。

 

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