土地購入の際に注意すべき点とは
自分達の住まいを建てる前に必要なのは、土地です。
土地を自分達だけで探すことも大変なことで、ようやく気に入った土地が見つかり、いざ不動産会社と売買契約を結ぶ際に注意すべき点はたくさんあります。
なので、わかりやすくチェック項目を箇条書きにしてみました。
□測量図と現地が一致していますか?
(敷地長さ、道路の幅員、方位等の確認が重要です。)
□市街化区域内の土地ですか?
(※市街化調整区域内での建築は原則不可です。)
□地目が宅地となっていますか?
(農地、山林、雑種地になっている場合があります。)
□所有権者と売主が一致していますか?
□抵当権や借地権、あるいは仮登記、差押えなどが設定されていませんか?
□土地の接している道が建築基準法上の道路ですか?
□前面道路の正確な幅員と道路の種別(都道、市道、私道)は確認していますか?
「※建築基準法上の道路(公道、私道)ではないと、将来建て替えが不可になります。」
□土地と建築基準法上の道路に接している部分の長さが2m以上ありますか?
□土地の敷地境界点(境界杭)と敷地境界線上のブロック塀やフェンス等の有無は確認しましたか?
「※もし境界杭が無い場合には、不動産会社へきちんと確認してもらうことが大切です。」
「※敷地境界線上のブロック塀やフェンスの所有権についても不動産会社へ確認しましょう。」
「※隣地とのレベル差が大きく擁壁がある場合、その所有権と擁壁の構造について
確認しましたか?」
□道路(私道・都市計画道路)が敷地面積に含まれていませんか?
(※道路幅員拡張による道路後退「セットバック」の有無)
□用途地域(建蔽率、容積率、高度地区、高さ制限等)の指定は確認していますか?
□その他の法的制限はありませんか?
(※防火、準防火地域の有無。風致地区、建築協定等の有無)
□建物の構造に対する規制はありませんか?
(※計画道路等の法的制限により、地階や鉄筋コンクリート造が不可の場合があります。)
□敷地内への上下水道、ガス、電気等の設備引き込みはありますか?(雨水桝、汚水桝等)
など、重要項目だけでもこれだけあります。
土地を購入してから後悔しないためにも、不動産会社任せではなく、事前に自分達で役所や法務局へ足を運んで確認すると良いでしょう。
ちなみに私の設計事務所をはじめ、ほとんどの設計事務所は土地探しからのご相談やサポートをおこなっておりますので、お気軽に問い合わせをしてみてはいかがでしょうか。