2重床

ユーザー 桑原建築設計室 桑原 廣 の写真

最近の住宅の床は、基礎がベタ基礎(全面にコンクリートを打つ)に
なってきました。このコンクリートの上に、設備の配管や電気配線を
することで、設備の更新時、変更が簡単にできます。もちろん床下に人が
入れる空間を取ったり、点検口を設ける必要があります。
床材の下部には、断熱材を設ける必要があります。ただ、
この2重床にすると、階高が高くなり第1種低層住居専用地域 の場合、
斜線制限に問題が起こることがあります。
このような場合は、基礎の直接ネダフォームを敷き直接、床を貼る
工法が選ばれます。どちらを選択するかは、専門家に相談することを
お勧めします。それぞれ長所、短所があります。2重床の場合、
床下換気が十分に行われる必要がありネダフォーム等の直接床の場合は、
設備の配管ルートを、外にして、内部に、設けないようにする等、
事前の計画をしっかりする必要があります。

ネダフォームの床

床下空間