あたたかな木の住まいづくりのために(マンション編 part14)

ユーザー 芦田成人 建築設計事務所 蘆田 成人 の写真

少し間が空いてしまいましたね、申し訳御座いません。

前回の告知通り、内装壁材の最後は「タイル」です。

一時期、タイルを住宅に用いることは減っていましたが最近では又復権しているように思います。

何故なのか、はっきりと断定は出来ませんが以前に比べタイルの種類やバリエーションが増えた事も大きく貢献をしているようにも思います。

大判の物からモザイクタイルのような細かな物まで、本当に沢山のタイルがあります。

その中から気に入った1点を見付けるのも一苦労ですが、昨年リノベーションさせて頂いたマンションのお住まいではキッチンの壁面にタイルを採用させて頂きました。

キッチンにタイルを張る事を拒む方もいらっしゃいますが、毎日長時間過ごす場所であるなら、無機質なつるっとしたキッチンボードを貼るよりも色や柄が楽しめるタイルであっても良いと思います。

目地の汚れが気になると言うことでしたら、目地を汚れの目立ちにくい濃いめの色にされるのも手かと思います。

この写真のタイルを見付けるのが結構、難航しました。と言うのも住まい手さんが気になられたお店で貼ってあったタイルが色んなメーカーを探しても無かったからなんです。お店にも聞かれたそうですが、返答をあやふやにされて、はっきりとは教えて貰えなかったことも、その理由となりました。

であるなら丸っきり、同じであることよりも内装とのバランスを考えて選択肢の中から似合う色をと、決定したのが写真の物です。