プレカットって?大事なの?

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日、移動途中の道路で見かけた桜の並木。

日当たりはよいのですが、まだ咲き始めといったところ。

このあたりは、今週末になると、桜が満開になりそうです。

何だか見慣れない感じの図面ですよね。

こちらの図面。

プレカット図面といいます。

設計図面の中にある、構造図をもとに、

プレカットをするために図面を書くんです。

プレカット?

と思われた方もいますよね。

昔は、棟梁が材料を一本ずつ加工しながら、

家の骨組みを組み立てていったのですが、

最近は、工場で事前に加工(プレカット)してきて、

ほとんと一日で建て方をしていくんですよ。

こちらで入力した図面内容で、実際に材料(木材)が

加工されていくので、とっても大事な図面なんです。

ここで図面との整合性や設計ではうまくいっていたのですが、

実際加工しようとすると、うまくいかなそうな部分を

洗い出したり、材料等の確認もしていきました。

問題なく、プレカットに入っていけそうです。

午後は、とある家のリノベーションの打合せ。

じっくりと時間をかけて、打合せをしてきたのですが、

いよいよ最終局面。

図面をもとに、

どこまでの工事をやるのか、

想定している仕様は問題ないか、

リノベーション故の工事上支障がないか等など

を順次確認していきました。

簡単なリフォームとは違って、

内部をすべて撤去(スケルトン)して、

一から作り直すので、しっかりと打合せが必要です。

お客様から、

「間取りができたら、すぐに工事に取り掛かれると思った」

と言われたのですが、

表面をきれいにするだけの工事ではないので、

新築の場合と同じくらいの密度が必要なことをお伝えしました。

あとで、

「ここをこうすればよかった」

その一言を伺わなくてよいように、

きちんと打合せして、確認していきたいです。

こちらのリノベーション。

いよいよ工務店による見積もりに入っていきます。

予算とのバランスがどうなっているのか。

ドキドキします。

私にしてみたら、

新築でも、リノベーションでも、家創りには変わらないです。

なので、関わる密度も同じ。

愉しくも、しっかりと、じっくりと進めていきます!