片流れ屋根

ユーザー 桑原建築設計室 桑原 廣 の写真

片流れ屋根は、屋根の形がシンプルなので、屋根からの雨漏りは
起こりにくい工法です。そのため、屋根の工事コストが下がります。
デザイン的に、スッキリした形になります。
しかし、屋根の勾配が、一方向なので、建物の配置で配慮が必要です。
屋根は、風の影響をかなり受けます。一面の屋根面積が大きくなるので、
風圧がかかります。特に庇部分は、吹き上げの力がかかります。
対策が必要です。写真の家は、鉄骨で補強しています。また、屋根の
最上部が高くなるので、配置によっては、斜線制限にかかります。
高い部分は図面のように、屋根裏として利用出来ます。このように
メリット、デメリットがあります。専門家と相談してから、計画する
ことをお勧めします。

片流れ屋根の高い部分、庇を鉄骨で補強