三世代同居住宅 

ユーザー 桑原建築設計室 桑原 廣 の写真

三世代の家族が一緒に暮らすことが出来れば、建築費用、税金等
コスト面でかなりお得になります。銀行ローン等も受けやすくなります。
しかし、住宅の計画には、様々な問題を解決しなければなりません。
まず、家族の関係を整理して、家族の距離感を、プランに反映
しなければなりません。お互いのプライバシーをどのようにして
はかるのか工夫が必要です。この住宅では、1階に老人、2階が
世帯主、3階が子供世帯で、階層で分けました。将来、3階部分は
賃貸出来るように、階段を分けました。家族の一体感は、中庭から
全体が見渡せるようにしました。家族間でも、音や、視線等は
気になります。お互いの交流する場の確保など、プラニングに注意が
必要です。計画は、時間の経過と共に、家族の関係や、人数も変化
します。あまり、決めつけたプランニングは窮屈になります。ある程度、
曖昧な部分も残して、将来の変化に対応するようにしましょう。

中庭から見る