重量鉄骨造

ユーザー 桑原建築設計室 桑原 廣 の写真

住宅の構造には、大きく分けて、木造、鉄骨造、コンクリート造が
あります。鉄骨造は、重量鉄骨造と軽量鉄骨造に分けられます。
軽量鉄骨は、主に、プレハブ等の大量生産の住宅に採用されています。
鉄骨造は、工場で、構造材を作成しますので、工期の短縮になります。
特に重量鉄骨造は、地震に対して柔軟性を発揮します。
重量鉄骨造は、ラーメンと言われる柱と梁によって構成される構造です。
軽量鉄骨と異なり、基礎が大きくなります。軽量鉄骨のように、
ブレース材(斜めの鉄骨材、筋交い)が、あまり必要がありませんので、
空間の自由度が大きく、また、柱と柱の間隔を大きくすることが
出来ます。このため、将来の改造等にも、フレキシブルに対応出来ます。
ただ、鉄骨造は、音や熱を伝えやすいので、防音や結露の対策が
必要です。住宅の構造の選択には、それぞれの長所、短所が
ありますので、専門家と相談の上決定してください。

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