ログハウス

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匿名ユーザー (未認証ユーザー)

丸太に欠き込みを入れ、1段ずつ交差させながら積み上げて壁面を作るログハウスは、耐震性が高く、ほぼ全てが「無垢の木」で独特の質感と存在感があります。断面が四角い『角ログ』は、丸太よりもデザインがスマートで家具や設備類の納まりもよく、最近では主流です。

建築後の数年は、ログ材の乾燥収縮と自重によって壁の高さが少しずつ低くなっていきます(これを「セトリング」と言います)。このため、建具や丸太組み以外の壁や階段・家具・設備機器などには、このセトリングを予め考慮した納まりが必要であり、設計上の工夫が求められます。
また、無垢の木は不燃材ではないので、防火の制限のある地域に建築する場合や、室内の内装制限(火気使用室など)について、法規制をクリアするよう設計しなければなりません。
その他、構造計算においては、耐力壁の配置や必要ダボ本数の算定、2階建ての場合の許容応力度計算など、在来工法とは異なるログハウス特有の対応が求められます。

このようにログハウスは、設計においていろいろと注意を要する点や制約があり、コストも決して安価ではありません(何しろ木材がぎっしりですので・・・)。

しかし、木の香りに包まれた室内は、断熱性と調湿性が高く一年中快適で、アレルギー体質の方にも優しい “とても居心地のいい空間” ですので、このスタイルが好きな方にはおすすめです!