ラワン合板で製作した階段

ユーザー 三浦尚人建築設計工房 三浦尚人 の写真

2月下旬に竣工した「旗竿地のコートハウス」では、階段も統一感を持たせるために天井材や木製建具と同じラワン合板で製作しました。
段板と蹴込み板ともに厚さ30ミリのラワン合板を用いて、バームクーヘンのような小口断面をそのまま現しました。

また、階段下を収納にしたり、途中から力桁で軽やかにするため、構造事務所をはじめ現場監督と大工棟梁とも打合せを重ねました。

さらに工夫した点としては、建て主さまが使用している掃除用ロボットが自動で充電しに戻れるように階段下収納扉の下を10センチほどあえてカットし、収納内部にコンセントを設置しました。
この掃除用ロボットは床の隅々まで掃除をしてくれますが、その際に壁に触れることが多いため、その部分の汚れが目立たないように幅木を階段と同じ茶色に塗装しました。