ユニバーサルデザイン

ユーザー 芦田成人 建築設計事務所 蘆田 成人 の写真

ユニバーサルデザインとは「できるだけ多くの人が利用可能であるようにデザインにする」と言うのがコンセプトで、デザインの対象を障碍者に限定している訳ではありません。
そのような意味でバリアフリーの概念とは少し違います。

住宅分野でも便座や洗面化粧台などの住設機器類にもUDマークを付けた商品が存在します。
公共施設ではユニバーサルデザインの採用例も高く世間的にも広く浸透しているはずですが、しかし誤解も多いようです。

以前打合せの際に、その方の意向を受けた結果としてUDマークのついた商品を示し、このような物もありますよ、と提案した所、思いも掛けない返事と共に怪訝な顔で一蹴されたことがありました。

私は、この商品なら、この方達の意向を満たせると思っての提案でしたが何故、先方がそのような対応であったのか不思議に感じました。

結局この方との仕事は破談に終わったと言う顛末でしたが、今回のお題「ユニバーサルデザイン」と聞き、ふと思い出した出来事でした。