ランニングコストを抑える工夫

ユーザー 桑原建築設計室 桑原 廣 の写真

住宅の費用を考える時、最初にかかるイニシャルコスト(建設費等)と
ランニングコストの2つに分けられると思います。
ランニングコストには、日々使用する電気、ガス、水道等の基本の
インフラと、経年変化の補修費が考えられます。住宅のメンテナンス
で費用がかかる屋根、外壁、サッシの補修する時は、費用が多額に
なります。又設備の更新も必要になります。キッチン、浴室等の
リフォームにも費用が掛かります。総合的に考えると、日々使用する
エネルギーの効率をはかるのが、長期的に見て一番コストを下げるの
ではないでしょうか?この中で、冷暖房が一番費用が掛かります。
ランニングコストを下げるには、屋根、外壁、床の断熱性能を上げる
ことです。また、サッシをペアガラス等にして、熱損失を少なくする
ことです。次に、外壁、屋根の性能を高耐久にすることです。さらに、
設備の配管の更新をし易くするためのヘッダーを使用したり、適切な
メンテナンス計画をたてることです。メンテナンスが遅れると、
結局後で、費用が掛かります。住宅は、イニシャルコストとランニング
コストのバランスを取る必要があります。専門家に相談することを
お勧めします。

給水、給湯管を簡単に交換できるヘッダー方式