再建築不可のリノベーション

ユーザー (有)プラネット環境計画 富樫孝幸 の写真

建築できる敷地には条件がいくつか条件あります。

・敷地が幅員4メートル以上の道路に接していること
・路地状部分の幅が2メートル以上道路に接していること
・建築基準法でいう「道路」に接していること

これらの条件を満たせない場合「再建築不可」の土地となり、建築することはできません。
昔から建っている住宅で道路に面していない場合、建て替えできないケースもあります。

一般的な建物は大規模の修繕、大規模の模様替えを行う場合でも、確認申請の対象となります。
ただし、木造2階建て以下の住宅などの場合(第四号建築物)は大規模の修繕、大規模の模様替えを行う場合には確認申請の提出は不要です。

建て替えや増築は出来ませんが、構造補強を行い断熱性を高め使いやすくリフォームすることで快適な住まいへと再生できます。

「再建築不可のリノベーション」は再建築不可、木造2階建ての古い住まいに暮らす加齢の女性からの依頼です。

耐震診断を行い耐震補強を施しました。小さく仕切られた部屋の壁を撤去し、機能的で使いやすい空間に変身。

太陽の明りが入らないため、2階の床に穴をあけ太陽の明りを導きました。
古い木製建具から断熱サッシに変更、断熱性を高め快適性を高めました。

再建築不可の使いにくい住宅から、機能的なバリアフリー住宅に再生しました。

スケルトンにして基礎補強や上部の構造補強を行う