光の「道」の創り方を大事にしたい
投稿日時:
2016-10-11 07:40
こちらの写真。
とある家のワンショット。
明るいリビングですよね。
でも。
よく見てください。
リビングの南側に大きな窓。
ありませんよね。
こちらの家のLDKには、
床から天井まであるような、大きな窓は一切ありません。
こちらの家。
地下鉄の駅から徒歩数分にあるのですが、
周囲は、ぐるりと3階建ての家に囲まれてるんです。
なので、南側に庭を創って、大きな窓では、
年中、光の入ってこない、暗い家になってしまいます。
これがどうでしょう。
この明るさ。
吹き抜けになっているのはわかりますよね。
吹き抜けの上に窓をつければいい。
そんな安易なことでもないんですよ。
敷地をよく見極めて、将来に渡って、
光が差し込んでくる「道」を見極めることが大事です。
こちらの家では、その「道」がドンピシャだったので、
この明るさにつながっています。
ちなみに。
こちらは、3階建ての家の1階にある、主寝室。
どう感じましたか?
明るいですよね!
この明るさ。
実は、トップライトだけから確保しているんですよ。
壁にある窓には、隣家の壁が見えているような状況でも、
天窓によって、ここまで光を感じることができるんです。
こういった、街中の家創りでは、
敷地の読み取り方や、光を導くためのアイデア等
センスや勘、そして経験が大事になります。
ちょっとした違いが、
結果、これだけの差になって実現してしまうんです。
どう感じましたか??