小さい家の間取りについてです・・・

ユーザー 遠藤浩建築設計事務所 遠藤浩 の写真

大家族だけれどコストを抑えるために小さくする家、小家族の小さい家、ひとり住まいの小さな家など、いろいろなケースが、ありますが、折角つくるのに、小さいがゆえに、せせこましくなっては、台無しです。

4帖半、6帖、8帖と必要帖数をパズルのごとく、ただ寄せ集めても、部屋のバランスも悪いですし味気なさすぎます。

では、どうしたら小さな家が、楽しく、バランスよく、ワクワクする広々小さな家になるのか、われわれは、主に基本計画の段階で、さまざまな間取りの工夫をしています。

例えば、ひと部屋で完結せずに、隣の部屋との繋がりや外部との繋がりなどを考慮します。可動間仕切で部屋どうしを連続させたり、土間やサンルームのような外部と内部の中間的な空間をつくり、外部との繋がりをスムーズにしたりします。

また、視線の抜けや遮りを操ったり、境目のない連続した空間にしたり、壁を敢えて設け空間を遮断したり、空間に変化を付け「小さくても広い家」を考えています。
 
さらに、光の入り方、風の入り方抜け方なども考慮しながら、過ごしやすいイイ塩梅の住まいに仕上ていくわけです。