予算をオーバーした時には?

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日、とある家のリノベーション+増築の打合せへ
行ってきました。

内容がずいぶんと詰まってきていて、
設計は後半戦です。

前回までの変更内容を、ひとつずつ確認しながら、
追加のご要望を伺って、アイデアを出したり、
ワイワイしながら進行しました。

いろんなアイデアがあったりするので、
どんなことをすると一番いいのかを
比較しながら検討したりも愉しい時間です。

そして。

打合せの後半になってから、
工務店の社長に、現段階の概算金額を提示してもらいました。

予想通りでしたが、100万円ほどアップ!
一瞬、お客様の表情が曇りました。

ただ、そこで、こうお伝えしたんです。

「予算に近づけるための目標金額がハッキリしています。
 そこに向けて、何が大事で譲れないのかを確認しながら、
 機能を損なわない前提で、減額していきましょう。」

増額につながっている項目を、その場で拾い出して、
一つずつ確認していきます。
じっくりと進めていきます。

最終的には、目標の金額まで、減額できそうな
ところまで到達しました。

でも。
大事な大事なこだわりは、残したまま。

金額が、しっかりと納得していただいたので、
次回最終の確認をしたら、年始には着工になりそうです。

おカネの話は、とても大事。

特に、予算をオーバーすることはあるのですが、
そういった機会に、家創りの中で何を大事にしているのか
を考える機会になるので、とてもいいんですよ。

慌てず、騒がず、じっくりと、
腰を据えていきたいですね。