カラーベスト葺き

ユーザー ❨株❩アトリエ Y&R 栗城裕一 の写真

 カラーベストというのは最もよく使われている屋根材ではないでしょうか。スレートという天然の石材がありますが、これを模倣したような表情を持っていて、日本の屋根といえばカラーベストというイメージを持つほどです。所謂彩色スレートとよばれているもので、セメントを使った基材の上に様々な材料でコーティングして、耐久性や装飾性を持たせたものです。最近は改良が加えられてきていて紫外線による退色も時間がかかるようになってきています。
 いずれの屋根材もそうなのですが、使える屋根の勾配に制限がありますので、ご注意をいただきたいと思います。陸屋根に近い緩勾配ですと、この材料は使えません。金属屋根に頼らざるを得ません。屋根というのは紫外線の影響を最も受けやすく、また風雨にも一番晒されるところですし、メンテナンスにも手間のかかる部位です。必ず足場がいりますからね。ですから、ご予算があれば、天然スレート(完全なメンテナンスフリー)をお勧めしたいところです。金属屋根にも耐久性が何十年などというものもあるようです。価格が安いカラーベストですが。これらのことも考えてご選択されることを願っております。