イメージしながら敷地を見る!

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

このところ、新しく家創りを考えている方の
敷地を視察することが多くなっています。

すでに取得されている方もいますし、
取得前に見てほしいという方もいらっしゃいます。

写真のような、閑静な住宅街の一角ですと、
日当たりや風通し、隣家との関係を主にチェックします。

特に、隣家の配置やカタチによっては、
日当たりや、プライバシーの問題がありますので。

その辺は注意して計画に反映させていきます。

こんな敷地もありました。

パッと見ると、
樹木のすごさに目を奪われがちですが、
そこではなくて、地盤の高さ関係を良く見ます。

造成が必要なのか。
造成せず、建築で対応していけるのか。

崖になったりしていると、法的にも厳しい状況になるので、
その辺もしっかり押さえます。

周辺の家があれば、どんな風に建ててるのかも
確認しておきます。
とてもいい参考になりますよ。

こんなロケーションのよい敷地もありました。

これだけのロケーションですと、
その景色をついつい見てしまいますよね。

もちろん、それをどんな風に取り込むかを
考えたりもするのですが、重点的に見るのは別。

これだけの高さのある土地ですと、
先ほどの山と同じく、高低差がポイントになります。

崖になっているのか。
擁壁でフラットになっているのか。

擁壁でフラットになっているからといって
安心というわけでもないので。

敷地を見る時、漠然と眺めることはありません。

現地を見ながら、ある程度、家をイメージしながら、
ポイントを見つけ出して、確認しておきます。

こんな風に見るようになったのは、ここ数年です。
経験が大事なんでしょうね、きっと。

敷地の見立ては、とても重要ですよ。