蓄熱式電気床暖房

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 蓄熱式電気床暖房とは、輻射熱を利用する床暖房のひとつの方法です。床暖房という暖房方式の中で、主に深夜電力を使って蓄熱する素材(主にモルタルですが、石なども利用する場合があります)に熱を貯めて置き、それを蓄熱の飽和状態で室内に輻射熱として開放し、床から天井までをむらなく温めようという方式です。(温風を利用する場合には温度のむらが部屋の中で生じますが、床暖房の場合にはそれがないということと気流が発生しないので快適であるという利点があります。)深夜電力を利用しない方法もありますが、多くはランニングコストの軽減のため深夜電力を利用します。また、蓄熱する部位はほとんどが床を利用します。もちろん壁などでもよいのですが、壁は窓という開口部があり蓄熱できる面積が小さくなることが多いので床に設置することがほとんどです。また、電気を利用しないで温水をを温めこれを蓄熱層に巡らせて室内を温める方法もあります。電気式の場合は、カーボンシートのようなものを使うものが多いですが、これはほとんどが自身でサーモスタットのような働きをするので、自動的に省エネになるということもできます。
 余談ですが、蓄冷式床冷房という方法も近年出てきております。