羽子板ボルト
投稿日時:
2017-03-22 18:06
羽子板ボルトは写真のように羽子板に似た形状で、主に木造の在来軸組み工法に使われる構造用の金物の一つです。梁と柱、あるいは梁と桁とを緊結するための金物で、写真のような使い方をします。棒状の部分は直径12mmのボルト(M12)で、長さはいろいろなものがあります。板状の部分に穴が開いていて、ここにM12のボルトを使って締め付けます。この金物は古くから使われているものですが、最近では構造用金物が各種開発されてきているので、この金物を使わない建物もあります。構造計算をする場合は、この金物の強度を考慮して設計することになります。2階建ての木造の建物では構造計算をしないことが多いですので、経験的に使用箇所を決めて施工することが多いです。(ちなみに、筆者の事務所では、2階建てにおいても構造計算をして設計をしています。)