坪庭のある家4題

ユーザー TAM建築設計室 新井敏洋 の写真

住まいづくりでは、周辺環境や新たにつくる環境との調和をつねにイメージしていきます。坪庭は住まいの景観要素であると共に、採光や通風を確保する手段でもあります。

1.玄関ホールの2坪の庭

いらっしゃいと迎え入れる玄関ホールでは、外から中に入ったときに視界に入る坪庭の緑は一層印象に残るもので、くつろぎを与えてくれます。

坪庭に面する窓は、高さや位置をずらし他の窓が景観の邪魔もしくは対面のないように考えます。作庭はそれぞれの窓からの景観を考えたつくりとしています。

2.周辺景観を取り込む5坪の庭

坪庭を近景、周辺環境を遠景とし庭を楽しむ住まいです。

座敷から見える坪庭は板塀で余分な景色や視線を隠します。

バスコートと庭を共有し板塀で仕切られます。竹林が遠景となります。

正面のモミジは座敷、浴室共有の景観です。

3.いらっしゃいと出迎える2坪の庭

町家割の敷地周辺に閉じて中庭を中心に景観、採光、通風を取り入れた住まいです。

アプローチです。格子引戸は門扉。道路から坪庭が見えます。

居室からの景観となります。来客が確認出来ます。

4.住まいの中心に位置する1坪の庭

住まいの中心の木が隣家を隠し、緑一杯で居室でのくつろぎを与えてくれます。

アプローチを豊かにします。

バルコニーは枝葉で隣家を隠しプライペート性を高めてくれます。