外構 山肌

ユーザー ❨株❩アトリエ Y&R 栗城裕一 の写真

 山肌、「やまはだ」と読みます。文字通り、山の土の表面の部分で、造園で使います。箱根辺りで採取した山の表面の土で、これを庭などに客土(よそから持ってきた土のこと)として、ならして敷いておくと、いろいろな種子を含んでいるので、様々な植物が生えてきます。これを自分の好きなものだけ残して間引いていくとオリジナルなグランドカバー(庭園の地面)となります。これを知っている造園屋さんはそれほど多くはいませんし、これを扱っているところも多くはありません。設計事務所でもご存じのところは少ないのではないかと思います。
 写真は玄関までのアプローチ部分に使っています。乱形の石英岩の飛び石の周りが山肌です。なかなか野趣に富んでいて魅力的なものです。