床下収納

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 床下収納は、一般的には床下収納庫として多くのメーカーが販売しているものを使うことが多いようです。大体60cm角で深さが30cmから45cmくらいのものがよく使われます。断熱タイプもあります。これらは、収納庫ごと取り外して、床下点検口を兼ねるという使い方がされていることがほとんどです。設置場所は台所や洗面・脱衣室などが多いです。これらは、蓋の部分が周囲の実際の床に比べると若干やわらかい感じがして嫌う方も多いです。
 また、蓋だけを設置して、床下全体を収納として使うといった設計もあります。基礎が高基礎の場合や、深基礎の場合です。寒冷地の設計で基礎を深くすることがありますが、この時に床下のスペースの高さが比較的大きくとれるので、収納庫ではなく蓋のみにして、床下全体あるいはその一部をより広い収納スペースとすることがあります。また、床を地面から一般より高くする(高基礎)と、これもまた床下スペースの高さが大きくなるので、床下全体やその一部を収納として利用することがあります。これらは、いずれの場合でも十分な断熱と換気を考慮した設計を行わないとなりません。