自然素材でできた家の空気って、違います。

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

優しい雰囲気の和室。

余計な装飾はなくて、格式だってもいない。
肩肘張らずに、過ごせるような和室を
目指して、カタチにしています。

ちょっとした縁側があって、
日当たりがとってもいい。

日向ぼっこしながら過ごす時間って、
とっても贅沢ですよね。

モダンでクールな家は大好きなのですが、
こういった、優しさいっぱいの家もいいですね。

こちらの家。
杉と漆喰でできています。

床や巾木、建具や家具は、全て杉を使っています。
貼り物ではなくて、無垢材だけ。

もちろんですが、骨組みも、無垢の県産材なんです。

杉は、肌触りが、とても優しくて、
冬には温かく、夏には、さらっとしているんです。

傷が気になる方には、オススメしませんが、
傷を「味」と思える方であれば、とってもいい素材。

時とともに、劣化していくのではなく、
深みを増していくようで、これまたいいですね。

ちなみに。
こちらで採用した杉のフローリングは、
節のない、とても上質なところだけ。
羨ましい限りですね。

実は、壁と天井には、スイス漆喰を採用しています。

左官屋さんがつけてくれた、コテの模様が、
何ともいい感じです。

全面ともなると、実は、空気が全く違います。

例えば。。
梅雨の時期、湿度が90%ほどある中でも、
しっかりと締めきっておけば、カラッとして、
蒸し暑さを感じなくなります。

調湿効果は、間違いなくあります。

ただし。。
漆喰が、純度の低いものだったり、
漆喰の範囲が限定的だったり
する場合には、そこまでの効果は見込めません。

漆喰といっても、いろんな巾があるんです。
樹脂をたくさん混ぜた方が、塗りやすいので、
純度の高いものは、あまり多くありません。
注意してセレクトしてくださいね。

こちらでは、杉の無垢材を使った建具も採用したり
結構こだわっているんです。

見た目もそうですが、
本当の意味で、空気のきれいな、体に優しい家に
なっています。

そんな家もいいですね。