ダイライトの施工方法

ユーザー エヌスペースデザイン室 佐藤 直子 の写真

ダイライトは大建の耐力面材の商品名です。正式名称は「火山性ガラス質複層板」といいます。
外壁の下地材として構造用合板のように耐力壁として使ったり、
床下地材として水平面合成を出すために使ったり、耐火野地板としても利用できます。
木造軸組みではt9mmで2.5倍。t12mmで3倍の耐力壁とすることができます。
施工法は構造用合板と同じく、釘種やピッチ、間柱+4周打ち等マニュアルどおりに施工することが重要です。それによって耐力が出せるのです。
構造用合板に比べ、耐火性能があります。さらに耐候性や防蟻性にも優れています。
以前、構造用合板の代わりに一部ダイライトを施工者が貼ってしまったのですが、
中間検査で軽微変更の提出を求められました。
耐力的にも劣る訳でなくそこまでいるのか?と感じましたが…。
新築のみならず、木造耐震改修には「かべ大将」という施工法があります。
こちらは、施工講習の受講が必須となっています。
梁や土台まで打たずに、内部の柱に釘でダイライトを打ち付けそれによって耐力を出す施工法です。天井や床を解体せずにできるためコストや工期を抑えられ、
ちょっとしたリフォームにもなります。