ペンダントライト

ユーザー ❨株❩アトリエ Y&R 栗城裕一 の写真

 さて今回は、照明器具の第2回として、ペンダントライトを取り上げます。食堂などで食卓の上に吊るして使うことが多い器具です。とても温かみがあって家庭的な雰囲気が醸し出されるので、好きな照明器具の一つです。ここで気を付けたいのが、器具の取り付け高さです。ペンダントライトは多くは傘の中に光源があって、この光源が目に入らない高さで、かつ座ったときにお互いの顔が隠れない程度に吊るすことです。あまり高いと、光源が目に入りやすくなりますし、低すぎると邪魔な感じがします。私共では床から1350mm程度にすることが多いです。この高さですと食卓の上でちょうどよい感じになります。写真は、お客様が持っていらしたスパンレッグテーブルとセブンチェアに合わせて、同じアルネ・ヤコブセンのデザインしたペンダントライト(AJロイヤル)を選んでいます。取り付け高さは床から1350mmです。この器具は取り付けるとテーブルの位置も決まってしまいますので、設計段階で入念な家具のレイアウトをして、なおかつ現場で再確認することが大事です。