プレカット工法
投稿日時:
2017-11-06 10:20
プレカット工法を直訳すると「前もって刻む」となります。
殆ど全ての工法が前もって刻むのですが、この場合は前もって「機械で」刻む工法を指すことになります。
現在は、この機械刻みによるプレカット工法が主流と言えますが、機械で刻むのと手刻みとの大きな違いは、その加工形状にあります。
ここで言うプレカット工法はルーターと呼ぶ刃物が回転しながら材料を加工するために、梁材や土台等の加工形状は丸い形に仕上がってくるのに対し、手刻みの場合はその形状が直線的で角ばっています。それが大きな違いになります。
又、一般的にはプレカット工法の場合、梁等の継手形状に多くのバリエーションが少ないために、特殊な継手形状を指定すると機械では加工出来ないと断られることもあります。但し、工場に居る職人さんが、そのようなリクエストに応えるために、作業場の隅で手刻みしてくれるプレカット会社もありますが、加工費用が少し割高になることもあります。
写真はプレカット工法による土台の継手形状です。
それぞれの形状が丸くなっているのがご覧頂けると思います。