狭小住宅の間取り

ユーザー 桑原建築設計室 桑原 廣 の写真

狭小住宅は、面積が少ないので、各部屋や、階段の面積を工夫する必要が
あります。部屋の間仕切りをすると、ますます空間が狭くなります。
また、階段も区画してしまえば、狭く感じてしまうでしょう。狭小住宅の
プランニングは、いかに部屋を広く見せることが出来るようにデザイン
することです。平面方向だけでなく、縦方向の広がりも意識すると良いと
思います。特に階段は重要です。階段は1階から2階と縦の
つながりです。この空間を光りと通風に利用して、また、デザインを
スケルトン(構造のみ)にしてより開放的にすると良いのではないで
しょうか?窓の位置や大きさも重要です。壁の長さがあまり
取れないので、大きな開口を開けてしまうと、落ち着きのない部屋に
なります。開口部は、なるべく分散すると空間が落ち着きます。
収納の面積もあまり取れないので、屋根裏や床下収納を
考えてください。特に屋根裏収納は、床面積に算入(規定あり)
されませんので、狭小住宅にはお勧めです。