壁面収納の効果

ユーザー 三浦尚人建築設計工房 三浦尚人 の写真

建て主さんから住まいのご要望で多いのが、「収納を充実にしてほしい。」です。
納戸、ウォークインクローゼットや屋根裏収納などといったスペースを確保するという方法のほかに、壁面収納をはじめとする造り付け収納という家具によって収納スペースを確保する方法も限られた住空間では有効な手段です。
この壁面収納(造り付け収納)には、大きく3つの利点があります。
まず1つ目は、床・壁・天井に収納家具を固定するため、地震による家具の倒壊の恐れが少ないことです。
2つ目は、収納家具を床・壁・天井にピッタリ納めるので、隙間にゴミやホコリが溜まる心配もなく、お掃除も楽です。
3つ目は、置き家具と異なり収納家具が主張しすぎず壁面と一体的に見えるので、空間的にすっきりします。
もちろん収納内部は、建て主さんのご要望(使い勝手)により様々に対応可能です。
さらに、収納扉も写真のように壁と同系色に揃えたり、または木目を生かした仕上げにしてみたり、扉に取っ手やツマミを付けるのか、それとも付けないで開閉する方法を選択するのか、など壁面収納にはデザイン要素がいろいろとあります。