金属屋根

ユーザー 桑原建築設計室 桑原 廣 の写真

金属屋根は、素材、工法等でバリェーションがあります。素材には、
昔からトタンと呼ばれた亜鉛メッキからアルミニーム・亜鉛合金の
ガルバリューム、さらに寺社仏閣に多く用いられる銅板、公共建築に
用いられるステンレスなどがあります。住宅では、価格と工法で、
ガルバリュームが多く使用されていると思います。工法は、平葺き、
瓦棒、シームレス溶接等、用途で異なります。住宅では、
瓦棒(芯木無し)が工法的に安定していると思います。住宅の屋根は
コストのバランスが重要です。金属屋根の場合は、塗装することで、
かなり長期に維持出来ます。ただ、トタンは耐用年数が短く
メンテナンスに費用が掛かります。また、屋根の勾配が緩いと、
下地により、雨音が気になります。金属屋根は、屋根形状の自由度が
高く、地震等に対応出来ます。しかし、瓦に比べ軽いので、台風への
対策が必要です。どれを選択するかは、専門家に相談してください。

下地防水紙