断熱材って、結局何がいいの?
昨日は、新しい家創りのプレゼンや、打合せ、
見積もりの提示+調整があったりして、
なんとなく慌ただしい感じでした。
昨日、プレゼンをさせていただいたお客様から、
いろいろ質問をしていただきました。
その中でも、印象的だったのは、断熱材。
特に、寒い時期なので、断熱のことって気になりますよね。
ネットでいろいろ調べてみたけれど、何がいいのか。
また、プレゼンした計画案は、何が想定されているのか。
そんな内容でした。
実際、断熱材は。
何が一番いいと思いますか???
一般の方でも意見がわかれそうですが、
実は、プロでも、意見が分かれます。
アイシネンがいい。
セルロースファイバーがいい。
フェノールフォームがいい。
プロの意見が分かれるくらいですので、
ネットの情報が交錯していてもおかしくありませんね。
その中でも、共通してることあったりします。
「グラスウールは、カビたり、湿気を含んで下がったりするのでよくない」
グラスウールは、完全に悪者扱い。
でも、そんなことはないんですよ。
断熱材のシェアを占めているのは、グラスウール。
そのグラスウールを否定しないと、自社の製品を
よりよく見せることができないですから。。
だからといって、グラスウールが本当によくない?
そんなことありません。
私が、いつもお伝えしているのは。
どの断熱材も同じで、何を大事にするかですよって。
コスパを大事にするなら、グラスウールだし、
気密をしっかりしたいなら、吹き付けだし、
調湿をしてほしければ、セルロースファイバーだったり。
グラスウールは、安かろう悪かろうではありませんよ。
使い方をしっかりすれば、とてもいい断熱材なんです。
でも。
その使い方が大事で、実はしっかり監理できていないことも多いようです。
(私は、意識してチェックするので問題ないですが)
そもそも。
「この断熱材がいい!」
なんて声を大きくしていうのって、ナンセンスだと思います。
お客様の意向を考慮せず、自分の良さを押し付けているので。
何が最善なのか。
それは、建築家ではなく、お客様都合で決まるもの。
その辺はしっかり意識していきたいです。