中古の物件を取得する前に大事なことは?

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日、家創りを考えている方が、取得を検討している、

中古住宅を視察しに行ってきました。

内部もみようかなと思ったのですが、

まずは、外部と周辺環境だけとしました。

とある駅から、10分以内にある

とても利便性のいい土地柄です。

日常生活していくには、便利ですし、それ以外にも

資産価値と言う意味では、とてもいいですよね。

ただし。

中古戸建住宅の場合は、隣家との関係性が

とっても重要になります。

こちらの場合ですと、

東側に道路があるので、午前中の採光は

ある程度確保できそうです。

こちらの敷地は、結構大きくて、南側に

離隔確保できる状況ではありましたが、

実際に現地を見てみると。。。

南側に3階+ペントハウスの分譲住宅が

2棟並んで建設されていました。

2階建てであれば、十分光は取り込めますが、

3階建てともなると、冬場の採光は期待できません。

こちらも新築であれば、建て方を工夫することで

クリアできるのですが、中古となるとそうもいきません。

建て替え前提でないとすると

オススメできる物件ではありませんでした。

加えて、外壁と屋根は、塗装されて

見た目きれいに仕上がっていましたが、

ところどころ補修後が気になるところがありました。

これから長く住んでいくには、もう少し

しっかりメンテナンスされた家が良さそうでした。

周辺環境との関係や、外壁や屋根の劣化具合等は

建築の専門家でなければ、わからないと思います。

新築ならまだよいのですが、

中古の物件を取得される場合は、

専門家と一緒に探すことをオススメします。

取得してしまってからでは、遅いので。。