素材の良さを引き出す!
投稿日時:
2018-03-02 08:06
以前、ブログでも紹介してきました、こちらの家。
本体は、概ね工事が完了して、外構工事中。
昨日、ちょうど、コンクリートの目隠し壁が打ち上がってきました。
コンクリートとレッドシダー、
そしてガルバニウム鋼板の組み合わせ。
各々の素材が、本物ということもあってか、
とてもいい風合いです。
ありそうで、意外に見かけない感じになったと思います。
内部はというと。
こちらは、キッチンから、リビングダイニングを見ています。
吹き抜けからの光が、気持ちいいですね。
床に採用したチークフローリングの色目が
とても落ち着いた雰囲気を創りだしてくれています。
手前のカウンターは、少しヴィンテージを意識して、
わざとムラを残して仕上げていますが、
床との相性も、ばっちりでした。
そうそう。
キッチンも、据え付けられていました。
こちらは、LIXILのりシェルというシリーズで
セラミックのワークトップに、同じ表情の面材を
組み合わせた、今っぽい感じの色相ですね。
コンクリートの塊のような風合いは、
床が持つ、ヴィンテージな空気感に、
とてもフィットしていました。
ムラのある床や、カウンター、そして
キッチンや建具を採用する場合は、
全てを、ヴィンテージにしようとせず、
壁や天井をプレーンにすると、
表情豊かな素材の良さが引き立つと思います。
好きなテイストに、インテリアを仕上げる場合でも、
統一感を求めるあまり、やりすぎになってしまうことも
よく見かけます。
バランス感覚って、大事だと思います。
色柄を決める時は、バランス感覚のある方と
決めれるといいですよ。
建築家って、そういった意味では
選択肢の一つなんだと思います。
(もちろんそれだけではありませんが)