色を決めるときって?

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

このところ、雨が続いていたので、

工事がスタートできずにいましたが、

昨日、晴天に恵まれて、

いよいよ本格的に始動しました。

パッと見ると、遺跡を発掘しているみたいですが(笑)

基礎下の地盤をつくっているんです。

深くなっているところが、基礎の下端になります。

こちらは、地盤調査をしたところ、とても強い地盤ということで、

補強が必要ありませんでした。

そうはいっても、しっかり転圧しておくことが

大事なので、ぐるりと全周まわって、

状況を確認してきました。

何だかピンと糸が張られています。

これは結構大事な糸なんですよね。

家の壁の中心線を示しているんです。

この糸を基準に家が建っていくので、

計画通りの位置になっているのか、

そもそも直角が出ているのか、

水平になっているのか。

その辺をしっかり見極めます。

もちろん、問題なしだったんですけど、

第三者としてチェックしておけることって

やはり大事ですよね。

(このプロセスって、普通第三者がチェックしないので)

こちらの現場は、これから基礎を創り出して、

来月半ばころには、上棟になりそうです。

たのしみですね。

昨日の夕方からは、とある家創りの打ち合わせでした。

工事がスタートして、最初の打ち合わせ。

工事に入って最初にしていただくことは、

色や仕様を最終確定していただくことです。

いろんなサンプルやカタログをお持ちして、

お見せしていきます。

外部から内部へ。

パースを使いながらイメージを広げてながら。

基本的に、お客様の好き!を優先して

選定していきます。

ただ、いきなり決めていくのがむつかしい場合には、

お客様の好みに合いそうなサンプルなどをお見せしながら、

セレクトしていくのをサポートしていきます。

昨日の打ち合わせで聞かれたことの例なのですが、

「トイレにアクセント色を入れたいんですけど、

 表面の凹凸等はそろえた方がいいですか?」

迷いますよね。

違和感につながってしまうといやですもんね。

私の返答はこうです。

「揃えてもよいですが、そろえなくてもOK。

 どちらかというと、せっかくのアクセントでしたら、

 色だけでなくて、凹凸も違ったほうがいいと思いますよ。

 アクセントですからね。」

これで、自由に好きを選んでいただけると思います。

建築部分だけでなくて、色を決めたりするプロセスも

しっかりとサポートしていきます。

だって。どこから見ても、

お客様らしい家になってほしいですので。