「ベタ基礎が強い」ってホント??
![](https://kentikusi.jp/dr/sites/default/files/styles/w700/public/IMG_20180330_161119_R.jpg?itok=L73CIiWP)
昨日、とある家創りの現場へ行ってきました。
ちょうど建物の基礎を作っているところ。
上は木造の建物ですが、その場合でも
基礎はしっかりと鉄筋の入った鉄筋コンクリートなんですよ。
鉄筋コンクリート。
コンクリートを打ってしまうと、鉄筋は見えなくなってしまいます。
なので。
このプロセスで、鉄筋については、しっかりとチェックが必要です。
鉄筋コンクリートは、
押さえつけたときに抵抗する力の強いコンクリートと
引っ張る力に抵抗する鉄筋のいいとこどりをした素材。
コンクリートの配合も大事なのですが、
鉄筋も結構大事なんですよね。
鉄筋の太さ、本数、配置等々。
図面の通りなのかを、しっかりと確認するんです。
もちろんですが、すべてですよ。
代表的な一部ではないですよ。
しかも。
施工者チェック、ナイトウチェック、第三者機関のチェック。
トリプルチェックです。
建築家がいないと。。
ダブルチェックです。
トリプルがいいですよね。
後戻りができない箇所なので、しっかりチェックしてもらいましょう。
![](https://kentikusi.jp/dr/sites/default/files/styles/w700/public/IMG_20180330_160519_R.jpg?itok=Zrj4c-Oa)
そうそう。
こちらの写真見て、気づいた方は、マニアです(笑)
実は、この家の基礎。
すんごいことになっているんです。
一般的な家の鉄筋っていうとこんな感じ。
![](https://kentikusi.jp/dr/sites/default/files/styles/w700/public/sakou.jpg?itok=Rsdsy3lI)
どうですか??
違い。
わかりますよね??
鉄筋の太さ、量が、すごいんですよね。
鉄筋のプロが見ると、この基礎って、
木造ではなくて、鉄骨造の基礎でしょう!といいそうです。
巷では、「ベタ基礎」にしているだけで頑丈だなんて
言われることもありますが、それだけでは、
強い基礎とは言い切れないんです。
中身が大事。
この中身(鉄筋の量等)は、
しっかりとした構造計算を実施すると、
こんな風になったりします。
簡易な計算では出てきません。
木造の2階建てで、ある程度の大きさ以上なければ、
構造計算は必要ありません。
でも。
実際に計算すると、基礎も全然違ってきます。
弊社では、基本的に全棟、詳細な構造計算を実施します。
しっかりとした根拠に基づいた、
安心安全な家にしたいですからね。
そういう当たり前のこと。
大事にしています。