あこがれの職業についている大人と出会う

ユーザー プライム一級建築士事務所 西島正樹 の写真

愛知県の中学3年生5名が、プライムを訪れました。
修学旅行の一環としての「東京分散学習における事業所訪問」で
「あこがれの職業についている大人と出会う体験を通じて、自分の将来像を具体的に
イメージし、それに向けて適切な進路を主体的に選択する」ことがテーマとのこと
です。

半年前に打診があり、各生徒は、事前に詳細な調査を行っています。
その各自の事前調査書が、1ヶ月前には送られてきました。
それを見ると、
建築家の職業の内容や、プライムの設計テーマとともに、
様々な質問が書いてありました。
「仕事に役に立った教科は何か?」
などの身近な質問から、
「建築事例の説明に『光』という言葉がでてくるが、いつも意識していることなの
か?」
といった設計のテーマに迫る質問や、
「なぜ独立しようと思ったのですか?」
「働くことと自分で会社を設立してそこで働くことはどんな違いがあるのか?」
という、働くことの本質に触れる質問まで、数十項目もの質問が並んでいました。

当日は、頂いた事前調査の内容をもとに、
建築家の仕事の内容や、建築家となったきっかけから話し始め、
後半は、その場で質問をいただき、それに答えていきました。
真剣な面持ちの中学生を前に、一番大切なことを伝えていきたいと意識が集中してい
きます。
それは、自分の心の奥底に刻み込まれた大切な部分と対話をするようなもので
私にとっても、とても有意義な時間となりました。

一人一人が将来、自分らしい仕事と出会い、歩んでいってほしいと思いつつ、
5名を東京の町へと送りだしました。

私が中学生だった45年前には、このような機会はまったくありませんでしたが、
これから自分の将来を考えていく上で、とてもいい機会となりますね。
みなさまも、学生の時にこのような体験学習の経験はありますか?